我が社でもできるSDGs的な活動。
印刷業界ではなかなかSDGs的な活動をするのは難しいのですが、少し前にはバナナペーパーを使った印刷の実験してみました。
今回は石に印刷を挑戦します。
石といっても実際の石に印刷するのではなく、石を加工して作った「ストーンペーパー」に印刷します。ストーンペーパーの詳細につきましては Wikipedia 様に教えて頂きましょう。
ストーンペーパー
表面のツルツル感はいい感じ
紙の厚さによって成分が若干違うようですが 、今回は180ミクロンの紙を使用しました。
触った感じは普通の紙よりもツルツルした感じですが、水に濡れても大丈夫なので環境問題以外にも 使用用途があると思います。水が漏れないので丸めるとコップにもなる使用方法もあるのには少しびっくりしました。
石材屋さんのニュースレターを印刷
YouTube を一緒にやっている BB 貿易さんのニュースレターの印刷にストーンペーパーを使用させて頂きました。石材業界さんなので石で作った紙には興味がありましたので是非使用してみたいということで印刷開始です。
印刷データを見たら
せっかく「ストーンペーパー」を使用するのに「ストーンペーパー」のことが全く書いてないのに少し不思議に感じたので、「ストーンペーパーを使用してます」と記載下さいとお願い致しました。ついでにYouTubeやってますと追加して頂き「QR コード」も貼り付けました。
上部の写真をご確認ください。
実際やってるYouTube はこんな感じです。2022年7月現在40本ぐらい動画をアップしています。
お時間がある時に是非ご覧下さい。
実際に印刷してみた感想
今回はオンデマンド印刷機を使用しました。
1枚目を印刷してみたら、いい感じで印刷できたので続けて印刷をしたら問題が発生しました。
排紙部分で紙がカールをする。オンデマンド印刷機は熱を持って印刷の処理をするので用紙の成分や保有している水分なので、一般の紙を使っても変形することはあるのですがストーンペーパーは少し強めのカールする感じがしました。
一番の問題は静電気?
今回の印刷で一番問題になったのは用紙を給紙する部分で、 用紙がうまく送られないことが一番悩ましい問題になりました。
3枚~4枚で給紙されなくなるので、機械がエラーになりストップします。確認してエラー解除をして再度印刷をするのですが、また3枚~4枚で給紙されなくなります。用紙送る時に ストーンペーパーとストーンペーパーの摩擦から静電気が発生するのではないかと考え、給紙部分に静電気防止の送風機と除去ブラシを使用して再度印刷、試行錯誤しましたが印刷は完了しました。
まだ問題が残りは
印刷が完成してたペーパーにも静電気が残ってしまいましたので、印刷物を揃えることができません。こんな時は諦めて一晩放置をして待つのがベストです。
ストーンペーパーは水などにも強く加工もできますので、SDGsの観点から一度使用して頂くと面白いかと思います。
実際の見本が必要な場合はお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
最後までお読み頂き感謝です。
昭和4年から愛知県刈谷市で印刷を生業にしています。
印刷だけでなく集客や商品・サービスの価値を伝えるお手伝いをしています。
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